ゴールデンウィークは8歳と6歳の子供を連れて、老若男女楽しめる(と言われている)「御在所岳(ございしょだけ)」へ。
御在所岳は三重県菰野町(こものちょう)と滋賀県東近江市の境界にあるお山で、鈴鹿山脈に属し、日本二百名山に選定されています。
標高は1,212mとアルプスの山々と比べると比較にならないほど低いですが、奇岩がおりなす山の表情はどこか神々しく、非日常的なお山時間が味わえます。花崗岩質が多く、太古に堆積した花崗岩が侵食により山肌に現れ、 不思議な造形の巨岩・奇岩がこれでもか!というくらい多く見られます。
今回は、おばれ岩・地蔵岩などの奇岩があちこちにゴロゴロしていて、アスレチック風に楽しめる「中道コース」で頂上を目指します。下りはロープウェイを利用し一気に下山、〆はロープウェイ降り場眼前で待ち構える「湯の山温泉」に浸って、心身まるごと癒やしてもらう計画。
早朝7時前には御在所岳ロープウェイ駐車場に到着。
澄みわたる朝の空気でひとまずフーフー深呼吸、手前のセブンイレブンで購入しておいたホットコーヒーを飲んだりして、とても穏やかな時間。もうこれだけで身体が浄化される気がします
ロープウェイ乗り場駐車場から歩いて約30分(1500m)、中登山道口へ。
いよいよ中登山道口到着。
序盤からいきなり急な登りが続きます。
地質が花崗岩でボロボロ崩れやすいのですぐ滑るし、GWの太陽の日差しはすでにジリジリと暑いです。
中道ルートの4合目にある「負れ岩(おばれいわ)」。
大きな四角い岩が、もう一つの四角い岩を負ぶっているように見えることから、その名がついたそう。それぞれの岩が大きすぎるため、負れ岩全体が写真に全然納まりません。
奇跡の岩「地蔵岩」。しゅっと神々しい雰囲気を醸し出しています。どのようにして、こんな不思議な造形になったのでしょうか。
静岡県方面が見渡せます。
ロープウェイの駅がある山上公園まで着くと、そこから頂上へリフトに乗って移動する人たちを斜め上に芝ゲレンデを1km歩けばもう頂上です。
おつかれ山~!
頂上到着、1,212m!6歳と8歳の足で4時間30分かかりました
頂上広場の風はひやっと冷たく心地よい天然のエアコン。
下界のモワッとした外気を思うと、下山はややためらいを感じます。
がんばって登った登山道を今からロープウェイに乗って一気に下ります。
登って来た道を上から眺めるのも楽しい。
よくがんばったすてきな笑顔。
やっぱ、お山はやめられませんな~